シネマグラフとは
シネマグラフとは、静止写真とさりげない動きを融合させ、見る人の目を引きつける魅力的な表現手法です。マーケティングやSNS、Web デザインなど、印象的なビジュアルコンテンツを作りたい場面でよく使われます。このガイドでは、映像素材の読み込みからレンダリングまで、After Effectsでシネマグラフを作成する手順をステップごとに解説します。
ステップ1:映像素材を読み込む
File > Import > File を選択し、シネマグラフにしたい動画クリップを選択します。良い仕上がりにするため、はっきりと動きのあるエリアと静止した要素の両方が含まれる映像を選びましょう。読み込んだ映像素材をタイムラインにドラッグして作業を始めます。

ステップ2:レイヤーの長さをトリムする
タイムライン上で、両端をドラッグして映像レイヤーの長さを調整します。数秒程度で、シームレスにループする映像素材を目安にしましょう。トリムしたレイヤーをタイムラインの先頭に配置し、分かりやすいように「Moving」という名前を付けます。

ステップ3:レイヤーを複製してフリーズフレームを作成する
「Ctrl/Cmd + D」を押してMovingレイヤーを複製し、複製したレイヤーを「Freeze」という名前に変更します。CTI(Current Time Indicator)を静止させたいフレームに移動し、Freezeレイヤーを右クリックして Time > Freeze Frame を選択したら、レイヤーの終端をコンポジションの長さに合わせて延長します。このフリーズフレームが、シネマグラフの静止した背景として機能します。
ステップ4:動きのあるエリアをマスクする
Freezeレイヤーを選択し、ペンツール(G)を使って映像内の動きのあるエリアを囲むマスクを描きます。Mask Modeを「Subtract」に設定すると、下にある動きのあるレイヤーが表示されます。Mask Featherを30ピクセル程度に調整すると、静止部分と動きのある部分の境目が滑らかになります。

ステップ5:動きのあるレイヤーを複製して配置する
シームレスなループを作るには、Movingレイヤーを選択して Edit > Duplicate を選ぶか、「Ctrl/Cmd + D」を押して複数回複製します。これらのレイヤーをタイムライン上に順番に並べ、コンポジション全体の長さをカバーするようにします。この手順により、シネマグラフ内で動きが途切れず続くようになります。

ステップ6:シネマグラフをプレビューする
スペースキーを押してシネマグラフを確認しましょう。マスク部分に不自然な切り替わりや目立つ境界線がないかチェックしてください。必要に応じて、Mask Featherやレイヤーの配置を微調整します。
ステップ7:シネマグラフをレンダリングする
仕上がりに満足したら、Composition > Add to Render Queue からシネマグラフをレンダリングします。Web用ならH.264、必要に応じてGIFなど、適切な出力形式を選択します。保存先を指定して、Renderをクリックしましょう。

まとめ
シネマグラフは、動きと静止を組み合わせてクリエイティブなプロジェクトをワンランク上に引き上げる優れた表現方法です。この手順に従えば、見る人に強い印象を残す魅力的なシネマグラフをAfter Effectsで作成できるようになります。さまざまな映像素材で試しながらスキルを磨き、この独特なアート表現をぜひマスターしてください!
